著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<149>ドン・ファンの個人資産は凍結…大口の「日産自動車」株も塩漬けに

公開日: 更新日:

 私が報告書に目を通しても驚く様子がないのを見てドン・ファンがガッカリしたのも覚えている。彼の財産は私には全く関係ないのだから、そのような態度を取るのは当たり前のことだ。

「こりゃあ、凄い金額ですね~」

 と感嘆の声でも上げればドン・ファンは満面の笑みを浮かべただろうが、私はそんな見え透いた演技をする気にもならなかったし、する必要もない間柄になっていた。

■個人資産凍結で動かせず

 亡くなる前に彼が取引していたのは和歌山市内の2つの証券会社だった。数億円を入れている銘柄のなかで大口は「日産自動車」株であり、これはかなり長い間持っているようだ。誰もが知っている大企業であるが、本人の愛車は何十年もベンツであり、それを何度も乗り換えている。自転車代わりに使っているのはトヨタのアリオンであり、彼が日産車を使っていたということは知らない。

 まっ、所有株と自家用車は関係ないと言えばそれまでであるが、なんか違和感があったものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋