小田井涼平が五十路で「純烈」脱退の必然…SMAP、V6は50代を前に解散

公開日: 更新日:

 2024年の日本武道館公演を次なる目標に定め猛進中の“スーパー銭湯アイドル”こと人気歌謡コーラスグループ「純烈」から、メンバーの小田井涼平(51)が年内いっぱいでグループを脱退することが電撃発表された。結成から3人目のメンバー脱退で、来年にはついに3人組になる。

 小田井は1日、ファンクラブサイトに文書を投稿。「実は純烈が最初に紅白出場を果たした18年、自分が50歳になるタイミングでグループ活動を終了したい旨を事務所に伝え、その方向で話を進めていたのですが、メンバーの脱退やコロナ禍での公演の延期等を受けて、この度の発表に至りました」と、背景の事情も含めて報告した。

 年齢の節目に合わせて進退を決意するのは、よくある話だが、「純烈」の場合、08年に結成し2年後の10年にメジャーデビュー。後上翔太(35)以外のメンバー全員が元戦隊ヒーロー出身の俳優ということでもメディアからは注目を集めたが、その後も全国各地のスーパー銭湯を巡る地道な営業活動を続け18年末、ついに演歌歌謡界では頂点ともいえるNHK紅白歌合戦への初出場を決めた。そんな絶頂期に脱退を決意したというのだから、ただならぬ理由があるのではないかと勘繰りたくもなるが、関係者周辺から不穏な事情は聞こえてこない。

コロナ禍でも精力的に活動

「小田井さんは“普通のおじさんに戻る気はない”と言っていましたが、さすがに疲れているんですよ。どんなに人気が出ても彼らは“スーパー銭湯アイドル”ですから、全国各地を巡って、歌って踊ることはやめられません。コロナ禍の現在はスーパー銭湯には行けませんが、昨年は、主演ドラマ『純烈ものがたり』の配信やグループ初の明治座座長公演、主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』の公開など、銭湯に行けなくなって空いた時間を活用してさらにハードスケジュールになりましたからね。今年は全国ツアー中で月の約半分は全国各地でコンサートが入っていますし、その合間にはオンラインサイン会や撮影会などもこなしていますから、一見屈強な小田井さんでもこの年になれば、体力的にも精神的にもつらいと思いますよ。ステージでジョーク交じりにボヤくのも定番になっていますが、半分近くは本音なんです」(関係者)

 小田井のグループ脱退の発表があった日、リードボーカルの白川裕二郎(45)はメディアを前に、コンサート後の小田井について「あしたのジョーのようになっている」とぐったりしている様子を明かしている。リーダーの酒井一圭(46)も「白髪染めしてなかったら真っ白ですから」とイケメンをキープする裏の苦労を冗談交じりに語った。

 確かに、歌って踊るグループといえば、10代でデビューしているとはいえ、ジャニーズタレントでいえばSMAPV6も50代を手前に解散しているし、EXILEのリーダーHIRO(52)も43歳の時に「パフォーマー引退」を宣言し、プロデューサー業に専念することを公表した。どんな人気グループを牽引してきた人でも、50歳を過ぎてステージの最前線で歌って踊り続けるのは難しいようだ。

 既に五十路を歩き始めた小田井にとって、35歳の後上らと同じペースで全国各地を飛び回り、目いっぱいのファンサービスをしながらステージで歌って踊る日々は想像以上に大変なのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」