著者のコラム一覧
伊藤さとり映画パーソナリティー

映画コメンテーターとして映画舞台挨拶のMCやTVやラジオで映画紹介を始め、映画レビューを執筆。その他、TSUTAYA映画DJを25年にわたり務める。映画舞台挨拶や記者会見のMCもハリウッドメジャーから日本映画まで幅広く担当。レギュラーは「伊藤さとりと映画な仲間たち」俳優対談&監督対談番組(Youtube)他、東映チャンネル、ぴあ、スクリーン、シネマスクエア、otocotoなど。心理カウンセラーの資格から本を出版したり、心理テストをパンフレットや雑誌に掲載。映画賞審査員も。 →公式HP

濱口竜介監督が証明する健全なワークショップの必要性、監督が俳優に教えるモノとは?

公開日: 更新日:

 第94回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督。しかも4部門(作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞)ノミネートのうち、作品賞と脚色賞に名を連ねたのは日本映画初という快挙を果たしました。

 それを記念して濱口監督の初期作や話題作を上映したミニシアター3館が手を組み、合同特別上映を企画。情熱こそが真実なのかと真実の愛を探求する『PASSION』(2008年)はユーロスペース、演劇を生み出す恋人の本心を引き出そうとする『親密さ』(2012年)はポレポレ東中野、立場の違う4人の女性達の解放を描く『ハッピーアワー』(2015年)はシアター・イメージフォーラムでリバイバル上映されました。

 興味深いのはどれも恋愛映画であり、理解し合えない男女を描いたもので、3作品とも相手の心を開示するため対話を試みるシーンが長尺で映し出されています。それはまるでワークショップのようで、テーマを決めて対話を展開しながら相手や自分の本心を引き出そうとするものでした。

 例えば『PASSION』では、長く付き合った恋人との結婚を控え「自分は一体、誰を愛しているのか、どんな人間なのか」を知りたい為に、親友と気になる女性を巻き込んで質問に本音で答え合うというゲームを始めます。やがて3人の関係に変化が訪れ、衝動的な感情に身を委ねるのです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網