著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

伊藤沙莉は熱愛相手の“二股疑惑”にも動じず 大女優・樹木希林と大竹しのぶの影を見た

公開日: 更新日:

 このところ、売れっ子女優として大忙しの伊藤沙莉(27)、4月半ばに18歳年上の劇作家で脚本家の蓬莱竜太氏(46)との熱愛が報じられた。伊藤は、すぐに自身の公式ツイッターで「ひとまず、温かく見守っていただけると幸いです」とコメント。隠すことなく自然体で交際を認め、好印象だった。

 だが、その1週間後、別の週刊誌が、蓬莱氏が伊藤とは別の女優と飲食を共にし、その女優の自宅マンションで夜を一緒に過ごしたと報じた。週刊誌の直撃に蓬莱氏は「飲み直しで2時間ほど一緒だったが、恋愛関係ではない。彼女(伊藤)も知っている」と事情説明したが、かなり“言い訳”めいていて、芸能マスコミは「これは三角関係のトラブルに発展する?」と“期待”、いや“心配”したのだった。

 伊藤はやはりツイッターで「蓬莱竜太さんを知っています。知った上であえて言えることは大丈夫です。ってことぐらいです。可哀想でも被害者でもなんでもないです」とした。ふたりの間で揉め事がないという表明で、マスコミもトーンダウンせざるを得ない。いち早く対応し、蓬莱氏と自分を救った格好だ。

劇作家との付き合いは吸収するところが大きい

 こういう素早い動きが自然に出来るというので思い出したのが、故・樹木希林さんだ。希林さんも対応が迅速で、夜中だろうが、突然の取材にも笑って対応してくれたものだ。

 伊藤もあの若さで芸達者であり、若い頃はダンサーになろうとしたこともあったという。リズム感がいい。また、ある映画プロデューサーによると、「コントやコメディーができる貴重な女優さん」だそうで、僕は漠然と、将来は樹木希林さんのようになるかもと思っていた。

 今回の蓬莱氏との恋愛だが、まだ20代の伊藤にとっては今すぐ結婚という話ではないだろう。というより、女優として劇作家とのお付き合いは吸収するところが大きい。だから、一緒にいてある程度吸収しつくしたら恋愛自体も終わる、と感じる。大竹しのぶがそういうタイプで、有名だったドラマ演出家と結婚して女優としてひと回り大きくなり、明石家さんまと再婚してフリートークが格段に面白くなった。その後、舞台演出家と同棲して今に至る。

 樹木希林さん、大竹しのぶとイメージが重なる伊藤沙莉は、本物の大女優になるだろうとさえ思えてきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”