「フィンガー5」晃さんに聞いた「天国も地獄も味わったけど、後悔はありません」

公開日: 更新日:

 ──帰国後は一転、絶望へ。

「帰ってきた頃には“ジャニーズ”のアイドルも続々と出てくるし、雰囲気はガラッと変わっていて、僕らの出る幕はもうなかった。変声期に無理したことで僕のハイトーンの声は出なくなっていました。といって押し付けられた音楽もやりたくなかった。帰国から2年、78年に活動を終了しました。プロバンド生活はフィンガー5としての5年を含む、計8年でした」

 ──改めて今、なにを思う。

「天国も地獄も味わいましたが、楽しかったし後悔はありません。僕らは根っからの沖縄人。基地問題に揺れる沖縄ですが、沖縄は大好き。奇麗な自然も好きだし、なによりも沖縄人の奇麗な心が好きですね。70歳までには沖縄に戻って暮らす予定です。ゆくゆくは父親が待っている『玉元家』の墓に入りますよ」

(取材・文=二田一比古/芸能ジャーナリスト)

▽晃(あきら) 1961年5月9日生まれ。「夢スター歌謡祭 春・秋」ツアーの他、現在も精力的に音楽活動を展開中。5月14日(土)、「まほろ座 MACHIDA」(東京都町田市)で「晃61st Birthday Live」、22日(日)には「magical fantasy」(東京都足立区)でアコースティックライブを開催。詳細は公式ブログ「山とネコと音楽と!!」(https://ameblo.jp/t-akira5/)まで。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"