著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【カダイフ】組み合わせがカギ…果物と合わせて夜に食べたい

公開日: 更新日:

「カダイフ」という不思議な名前の食材が、日本でも注目を集めています。専用の器具を使って生地を極細に垂らしながら糸のように焼き上げたものですが、その姿はまるで「天使の髪」とも称されるほど美しく、見た目のインパクトも抜群です。

 もともとはオスマン帝国時代から続く伝統菓子に使われてきたもので、トルコやギリシャ、レバノンなどでは、ナッツやチーズをはさんで焼き、甘いシロップをたっぷりかけた「クナーファ(クナフェ)」や「テル・カダイフ」などのデザートが今でも人気を博しています。

 カダイフそのものの味は淡泊で、どんな素材ともなじみやすいのが特長。主成分は炭水化物で、脂質はほとんど含まれていないため、油を吸収しやすいパン粉の代わりに使うと、揚げ物でも比較的あっさりと仕上げることができます。また、デザートとして使う際はシロップやバターが加わると高カロリーになる傾向がありますが、ナッツやフルーツなどの素材と組み合わせることで、栄養バランスをとりやすくなる点もポイントです。

 一方、タンパク質や食物繊維もわずかではありますが含まれ、ビタミンやミネラルは少ないため、健康的に楽しむには食材の組み合わせがカギといえるでしょう。

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