戦後80年に漂うキナ臭さ…中途半端な終戦記念日に落胆

公開日: 更新日:
広島、長崎のスピーチは好評だったが…(C)共同通信社

 談話不要論者は要するに安倍談話への上書きを許さないということだろう。一方の何らかの発信を目指す石破首相も党内の顔色をうかがい、何の準備もない付け焼き刃。核は安上がりなどという政党が躍進し、プーチン、 ネタニヤフの高笑いが聞こえる敗戦忌に識者の嘆き。

 日頃はロクな報道をしない大マスコミも、毎年この時期だけは戦争を振り返る特集を企画する。しかも今年は戦後80年の節目だから、多少は力が入っているように見える。

 ところが、日本の政治家の体たらくには、目を覆うばかりだ。自民党は「石破おろし」の政局にかまけ、肝心の首相も党内の顔色をうかがって、終戦記念日に「談話」を発出できない。節目の年に歴代首相が出してきた「談話」までが政争の具にされているのだから、ひどい話だ。 

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