「数学の女王」伏尾美紀著

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「数学の女王」伏尾美紀著

 札幌に新設された数学に特化した大学院で爆発事件が発生。所轄署から北海道警察本部警務部に異動になったばかりの依理子は、捜査1課に呼ばれ捜査に加わる。大学院で博士号を取得後に警察官になったという異例の経歴を持つ依理子は、とある出来事をきっかけに監察官室に目をつけられており、今回の人事異動には何か裏があるようだ。

 混乱する現場で聞き込みをしていた依理子は、1人の男性に注目する。男は多くの負傷者を目の前にしても動揺している様子はない。やがて駐車場に止めてあったレンタカーで去る。

 その後、爆発は学長を狙ったテロ事件と判明。公安主体で捜査が進む中、依理子らは特命を受け、独自に捜査を進める。

 江戸川乱歩賞を受賞した「道警 沢村依理子」シリーズ第2弾。

(講談社 935円)

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