著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(36)英語が堪能?いや、全然喋れないけど言語度胸はあるんだ

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇

増田「ああ、なるほど。それは大きな後悔ですか」

加納「後悔ですね。いや人生最大の失敗というか。『あのときニューヨークへすぐ戻っていたら、加納典明ははどうなったろう』とその後の人生の折に触れて思ってきた。過去の自分への興味も含めて、あるいは自分の能力への信頼や期待も含めて。おそらく写真だけじゃなくて立体の方のアートとかのゾーンにも関わったと思う」

増田「塑像のような?」

加納「いや。彫刻というより立体アート」

増田「草間彌生さんのような?」

加納「イメージ的にはそういう感じだな」

増田「さまざまな芸術表現をクロスさせて」

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