福原遥&今田美桜が地味め春ドラで開花 呼び声高い“ポスト多部未華子”への「必要条件」

公開日: 更新日:

 春ドラマで初回から世帯視聴率2ケタをキープしている連ドラは、二宮和也(38)主演のTBS日曜劇場「マイファミリー」ぐらい。何とも地味めなレース展開で終わりそうだ。

「『マイファミリー』も最高で14%を少し超えたぐらいと、大ヒットとまではいきませんが、それでもネット上では〈誰が犯人か〉という考察合戦が活発です。6月12日の最終回に向けてさらに過熱すると思われ、視聴者も決して見逃せないという心理になっている。さらなる視聴率アップも望めそうです」(ドラマ制作会社スタッフ)

 ここ数年続く、ネット上の考察ブームにうまく乗った「マイファミリー」。これまでにない新しい展開の誘拐モノで、〈面白い〉〈先が読めない〉などと高い評価を得ている。

「ストーリー展開の斬新さはもちろん、多部未華子さんの圧倒的なヒロイン力と安心感も、このドラマの見どころ。やはりヒロインのキャスティングは大事だなと改めて感じましたね」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

今期の連ドラで発見! “ポスト多部”を狙える2人の女優

 今期の連ドラで“ポスト多部”ともいえるような「主演も張れる次世代ヒロイン」として盤石の地位を築きそうな女優を山下氏に聞いてみたところ、現在放送中の「正直不動産」(NHK)に出演中の福原遥(23)と、「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)で主演を務める今田美桜(25)を挙げた。

「多部さん的ヒロインといえば、演技力はもちろん、コメディーセンスも重要な要素かと。今田さんは『悪女』で変顔連発、ユーモラスな演技を見せており、すでにその要素は十分。一方、福原さんは、子役から活動していたこともあって、セリフも聞き取りやすく表情も豊か。共演者とのセリフの間合いもよく、コメディーも期待できそうな雰囲気はありますね」(山下真夏氏)

 福原は、今秋スタートのNHK朝ドラ「舞いあがれ!」でヒロインを演じることが決まっている。2009年から2013年にかけて放送されたNHKEテレの料理番組「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん」で主人公の柊まいんを演じたことから、現在も「まいんちゃん」の愛称で親しまれており、子役時代からの根強いファンも多い。

「現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』が視聴者からの辛口意見が多く、すでに次の朝ドラに大きな期待を抱いている人は多い。次回朝ドラのスタート時点で“ちむどんどんロス”を嘆く人は少ないと予想されます。福原さんとしてはいいタイミングで朝ドラヒロインを演じることになり、それだけでも女優としては“持っている”証拠でしょう」(在京キー局関係者)

 今田も今回の「悪女」で、ただ可愛いだけではなく、個性的な役もいけるし、主演でも異論がない演技力があるということを多くの視聴者に印象づけた。

「福原さんと今田さんも、多部さんのように、ドラマに出るたびにそのヘアアレンジやアクセサリー、衣装が大きな話題になればさらに強い。そこが話題になるというのは、女性ウケする女優さんであるということ。ステップアップの必要条件で、そうなるとCM起用もさらに増えそうですしね」(前出の山下真夏氏)

 地味めだった春ドラマとはいえ、今後ドラマ界を背負って立つ新たなヒロインはしっかりと生まれていたようだ。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」