「耳をすませば」実写版は楽しめるのか? 杏の主題歌カバーに原作ファン動揺

公開日: 更新日:

 10月14日公開予定の実写版映画「耳をすませば」の主題歌をモデルで女優の杏(36)が担当し、楽曲は「翼をください」のカバーであることも同時に発表された。

「耳をすませば」といえば、1995年にスタジオジブリによってアニメ映画化され、ジブリファンの中でも不朽の名作と言われるほど、ファンの多い作品だ。

 大人になったヒロイン月島雫を清野菜名(27)が、天沢聖司を松坂桃李(33)がそれぞれ演じ、松本まりか(37)、田中圭(38)の出演も発表されている。

「耳をすませば」と言えば、主演声優を務めた本名陽子(43)が歌う「カントリーロード」を連想するジブリファンも多く、今回の杏と「翼をください」カバーの主題歌起用に、ネットからは《ジブリ作品の「耳をすませば」とは別物と思った方がいいかもね》《「耳をすませば」は「カントリーロード」じゃないと成り立たない》《杏さんは好きだけど、なんでここに起用されたの?》と、ジブリファンの戸惑いの声が多く聞こえてきた。

「『耳をすませば』は、1989年に漫画家の柊あおいさんが集英社の『りぼん』で連載していた少女漫画『耳をすませば』が原作です。今回はそれをリメイクする方向で考えられた実写映画と割り切って見るのが良いかもしれません。ただ、どうしてもジブリ作品のイメージが強いので、原作のままのリメイクでなく10年後というオリジナルストーリーで勝負に出たのだと思います。とはいえ、やはりジブリファンの集客も見込んでいるでしょうから、ここでジブリファンにそっぽを向かれるのは痛いでしょう」(映画関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」