山本コウタローさん追悼秘話 知られざる社会派の顔「常に問題意識を持っていた」

公開日: 更新日:

広島で平和祈念コンサートを続ける

「社会派と呼ばれた通り、常に問題意識を持っている方でしたね。コウタローさんの功績で忘れてはいけないのは、86年から10年間、南こうせつさんたちと、広島で平和祈念コンサートを続けたこと。被爆者向け養護ホームを訪れたとき、狭い部屋にベッドが詰め込まれ、入所待ちの被爆者も多いと聞いたコウタローさんが何とかできないかと立ち上がり、ミュージシャンに呼び掛けた。1年目は海外を含む30組のアーティストがノーギャラで参加。その収益を広島市に寄付して、新しい原爆養護ホームが建設されました」(加藤氏)

 その後も、ホームをフォーク仲間と頻繁に訪れては毎年ミニコンサート(写真)を開いたりしたという。

「そういうことはあまり知られていませんが頭が下がります。音楽の持つ力、今の世の中でミュージシャンができることを真剣に考えていた方でした。お疲れさまでしたと言いたいです」(加藤氏)

 コウタローさんは7月4日未明に脳内出血のため都内の自宅で死去。享年73。団塊世代の旗手がまたひとり、この世を去っていった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 3

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  4. 4

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  5. 5

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  1. 6

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

  4. 9

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 10

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板