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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

ミュージカル「ミス・サイゴン」で頭をよぎる ベトナム戦争での虐殺と慰安婦問題

公開日: 更新日:

 以来、私は韓国ミュージカル「ミス・サイゴン」の再演を心待ちにしていた。実際、現地の関係者から再演に向けてオーディションが行われているという話を聞いていた。ところが再演されることはなかった。情報を教えてくれた関係者に問い合わせたところ、返ってきたのは「詳しくは言えないけど、作品性からして問題がある。そこは察してほしい」という歯切れの悪い回答だった。

 それもそのはず、ベトナム戦争には韓国軍も参戦。日本には従軍慰安婦や徴用工問題など戦後補償を求めている韓国だが、ベトナム戦争では韓国軍が起こしたとされる民間人の虐殺や慰安婦所の設置が問題になっている。被害者や遺族たちからは「慰安婦問題で日本に謝罪を要求する前に、私たちに謝罪すべき」と批判されているのだ。今も真相究明には程遠く、韓国政府は公式謝罪をしていない。

 そんな状況で、もし韓国で「ミス・サイゴン」が上演されれば、世界中から「恥を知れ!」と言われることだろう。私も今ではもう韓国での「ミス・サイゴン」の再演は当分ないものと諦めている。

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