歌舞伎俳優・片岡松十郎さんはサッポロ黒ラベル派 ビールの「いい思い出、悪い思い出」

公開日: 更新日:

 数年前に歌舞伎座のとんぼ道場で「バチッ」とアキレス腱を切ったことがあります。救急車で病院に運ばれたけれど、3連休の最初の日で応急処置しかしてもらえず、連休明けにもう一度正確に診察することになりまして、痛くてホテルにも帰れず、病院のすぐ近くに住んでおられた先輩宅でお世話になりました。先輩の奥さまは料理上手で何を食べてもおいしくて、つい大飲し、アッという間にブクブク太ってしまった。このままではヤバイと思い、「復帰するまでお酒やめます」と言ったら、「復帰したら好きな酒を飲ませてやる」と約束してくださいました。

 復帰まで半年。一滴も飲まず我慢しました。先輩に「復帰しましたよ」と挨拶に伺ったところ、第一声が「何が飲みたい?」。「キンキンに凍ったジョッキで黒ラベルの生ビールを飲みたいです」と言ったら、先輩が店を一軒一軒回ってくださって、「黒ラベルですか、ジョッキはどうなってますか」と聞いて回ってくれはって。やっと銀座で店を見つけていただいて、クーッと飲んだら、もう天にも昇るうまさ! 3杯しか飲んでいないのに、ホテルに帰って死んでました。

■誰かしら泣く!上方歌舞伎塾メンバーとの飲み会

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった