人生を変えた軟式テニス部顧問との出会い「君は目に元気がない。目が腐ってるね」

公開日: 更新日:

 なにしろ学校の壁にはスプレーで落書きされてるし、髪を染めた不良もゴロゴロいた。

 ところが、先生は「髪を染めたやつでも喧嘩を売りたいやつでも、とにかく俺んとこに来い」っていう感じで軟式テニス部を始めて、その時、1年生だった2人の不良を入部させたの。それでこの2人が中学3年の時に全国大会に行きましたからね。まるでテニス版「スクール★ウォーズ」。ほんとにドラマ化してほしいぐらいえげつない話ですわ。

 先生は本も書いていて、それを読んだ俺もその気になったわけ。そんなすごい先生に教われば俺も全国行けるかもって。

 ただ、最初に入部の申し込みに行った時、先生には「君は目に元気がない。目が腐ってるね」って言われてね(笑)。あの頃はそこまでヒネてた覚えはなかったけど、先生には何かが見えたんかな。まあ、それでも「頑張れ」とも言ってくれたから入部しましたよ。

 そこからはもうテニス漬けやった。朝は5時に起きて朝練。昼休みもテニスをして、もちろん放課後もずっと部活。だから、中学校時代に友だちと遊んだ記憶がないぐらいで、本当にテニスジャンキーやった。先生の指導は厳しいとか優しいとかじゃなく、本当に精神に響いたんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル