人生を変えた軟式テニス部顧問との出会い「君は目に元気がない。目が腐ってるね」

公開日: 更新日:

 今の俺を見て「よほど屈折した青春時代を送ったんやろ」と思う人はいるかもしらんけど、実はこう見えて、中学・高校は部活動に打ち込む体育会系スポーツ少年やった。

 もともと、小学生の時は近所の野球チームに入ってたんやけど、監督のサインも覚えられないほどバカだったから、どうにもならんって挫折したの。

 覚えてるのが……負けてる試合の最後の攻撃、九回裏ツーアウト一、二塁で俺に打順が回ってきた。もう打つしかない場面のはずなのに、俺はなぜか監督のサインを送りバントと間違えてキッチリ、バントしてしまった。当然、それでアウトになってゲームセット。もう監督やチームメートの視線は冷たいし、東京リベンジャーズのヤキ入れかってぐらい袋叩きに遭うし、散々だった。

 それでもう野球はやめようと思ったんやけど、中学校に入ったタイミングで出合ったのが軟式テニス。今はソフトテニスって言うのか。それまではテニスなんて頭になかったけど、あれでちょっと俺の人生が変わった気がするわ。

 なぜ軟式テニスだったかといえば、中学の軟式テニス部の顧問の先生が有名な人だったから。それまでもいろんな学校で教えていた先生で。以前にいた中学校は宮崎市内でも有名な札付きの不良が多い学校で、もう軟式テニス部があるような学校じゃなかったの。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」