5分のつもりが3時間…なぜ私は時間を守れない? “だらしなさ”ではない意外な原因

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 締め切り前日にならないとエンジンがかからない、気づいたら2時間スマホを見ていた……そんな経験がある人は少なくないはずだ。しかし、それは意志が弱いからでもだらしないわけでもなく、脳の働きが深く関係しているという。

 “タイパ=タイムパフォーマンス”が重視される昨今、時間対効果を上げるコツはあるのだろうか。『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP研究所)著者である、臨床心理士の中島美鈴氏に話を聞いた。

■“5分”の感覚は人によって異なる

 時間を守れない先延ばし傾向があるといっても、その背景はさまざま。やることを忘れやすいという自覚がない人、目標から逆算できない計画立てが苦手な人、心配しすぎて着手できない人などが存在する。

 優先すべきことをせずにスマホをいじってしまうのは、無意識の回避行動だという。

「実は私たちは、無意識のうちに合理化や言い訳をしながら行動しています。『テレビを付けたらやる気がでるかも』など、もっともらしい理由をつけて重要なことだと自分に思い込ませる。試験前に部屋の片付けが止まらなくなるメカニズムと同様です」(中島美鈴氏)

 複数のことを行うことで「充実した時間を過ごしている」と思い込むケースもある。だが、いくつかを同時並行した方が効率的で有意義だと思っていても、結局どれにも集中できず、結局何も進まないという状態に陥りやすい。

 また、興味深いのがギリギリにならないと動けないケースだ。そういった人は時間感覚そのものがずれている可能性が高いのだという。

「"5分"の感覚には個人差があるという研究結果が報告されています。本来、人間は『このセミナー長いな』『そろそろ電車が目的地に着く頃だ』など時間感覚を頼りにして生活をしています。ですが、一部の人は"5分"を実際よりも長く感じているため、『スマホを触っていたら3時間経っていた』『飛行機の搭乗がギリギリになる』などのトラブルが生じやすいのです」(中島美鈴氏)

 では、そのズレを防ぐにはどうすればよいのか。

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