川村元気「百花」国際映画祭で監督賞受賞も 名プロデューサー、名監督ならず…か?
映画「君の名は。」(2016年)などのプロデューサーとして知られる川村元気氏(43)の初監督作「百花」がスペインで行われた第70回サンセバスチャン国際映画祭で24日、シルバー・シェル賞(最優秀監督賞)を受賞して話題だ。
川村氏は01年に東宝に入社後、26歳でオタク青年の恋愛を描いた「電車男」(05年)をプロデュースし興収37億円のヒットを記録。プロデューサー以外でも作家、脚本家とマルチに活躍する才人だ。
今作は認知症になった川村の祖母との原体験をもとに、認知症になっていく母(原田美枝子)と息子(菅田将暉)が主人公。過去に母が息子を置いて恋に走った空白の1年間、母子のきずなが描かれている。授賞式で川村氏は「素晴らしいキャスト、スタッフに感謝したい」「本当に光栄なこと」と喜びを爆発させたが、日本国内での評価はというと、意外なことに「?」「イマイチ」という声が……。どういうことか。