香川照之は性加害、巨人・坂本は女性トラブル…著名人「仕事と私生活は別」は通用しない時代

公開日: 更新日:

 俳優、香川照之(56)の性加害報道以来、性的なスキャンダルに対する世間の反応が厳しさを増している。

 芸能界だけでなく他業界にも波及しており、21日にはENEOSホールディングスの杉森務氏(66)の会長辞任理由が、飲食店女性に対するセクハラ行為だったことが明らかに。アウトドアブランド・スノーピークの社長・山井梨沙氏(34)が既婚男性と交際、妊娠を理由に辞任と経済界でも「仕事とプライベートは別」という昭和の考え方は通用しなくなりつつある。

 そんな中で話題になっているのがジャイアンツの坂本勇人選手(33)の女性トラブルだ。ネット上では連日話題になっているが球団からのおとがめは今のところナシ。アナウンサーの古舘伊知郎(67)は自身のユーチューブで「大アウト」と発信するなどブーイングの声が強まっている。

 同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。

「これだけネットを通して情報を大きく共有できる時代にネットの意見は無視できない大きな要素。真偽のほどは別としても、予測が飛び交い、野球界全体がダーティーな印象になるばかりか、野球人気に影響を及ぼさないためにも坂本選手や球団は説明責任を果たすべきでしょう。『沈黙は金なり』でやり過ごせる時代ではない。テレビなどから関心のある情報、真実が得られないとなると“メディアに対する不信感”と“ネット偏重”をも増幅させてしまいます」

 昭和の価値観のままでは令和は生きていけないのである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」