円楽師匠急逝で風雲急告げる「笑点」大喜利の後継者選び 落語協会と日テレの思惑に食い違い

公開日: 更新日:

日テレ、各協会、一門の思惑が複雑に絡み合い…

 気になるのは“ポスト円楽”の候補者選び。レギュラー陣が所属する団体の事情を考えると波乱は避けられない気配だ。

「本来なら1人減となった一門会から入れるべきなんですが、正直、人材がいない。円楽の直弟子になる三遊亭楽大と三遊亭好楽の弟子にあたる三遊亭好の助くらいしか名前が挙がらない。一方、三平の卒業で1枠減になったままの落協だが、現在、春風亭一之輔の名前が挙がっている。一時期、柳家喬太郎という声もあったようですが、落協は一之輔推しですね」(事情通)

 もっとも日テレサイドの考えは少々違うと言う。

「円楽と一緒に体調がいまいちの林家木久扇の降板も視野に入れて動いていたんです。目的は若返りです。可能であれば40代で固めたい」(前出=日本テレビ関係者)

 さらにこんな声もある。

「円楽の代役で数週間交代で出演したさまざまな落語家がゲストで大喜利に参加しても視聴率は落ちなかった。むしろ、上昇気流にある。いっそのこと木久扇を降板させて2枠をゲスト枠に鞍替えするという案も出ています」(前出=番組関係者)

 円楽さんの早すぎた死が国民的演芸番組「笑点」に風雲急を告げている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理