笑点の“ドル箱”大喜利の座布団に絡み合う思惑と利権 大名跡「円生」襲名を目論む円楽の下心

公開日: 更新日:

 日本テレビが人気長寿番組「笑点」のリニューアルプランに頭を悩ませているという。その大きな理由が脳梗塞で入院中だった落語家の三遊亭円楽(72)が今月20日に退院したこと。円楽は今年1月に自宅で体調を崩し緊急入院していた。レギュラーを務めていた「笑点」は約4カ月休み、代わりに春風亭小朝(67)、立川志らく(58)、桂文珍(73)といった人気落語家らがゲストとして大喜利に参戦し、番組を支えていた。

 円楽が退院したとなれば注目されるのは「笑点」への復帰時期だが、関係者は、「長期の入院で体力、筋力がかなり落ちている。正座もままならない状態で既往症の状況なども考えると復帰時期は未定」と力ない。

 そんな円楽にとって最大の気がかりが落語界の大名跡である7代目「円生」の襲名だ。実に40年以上も空席になっている。

「円楽も自分の体力などを考えると一刻も早く『円生』を襲名したいはず。そのためには人気番組『笑点』への復帰が絶対に必要になってくる。チケット販売や襲名披露に関する情報なども『笑点』で告知できるからです」(演芸関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」