“森友”もネタに…長澤まさみ『エルピス』に込められた風刺の妙と地上波への挑戦

公開日: 更新日:

 これに対し、ネットでは《よく地上波ドラマでやってるな》《これを制作したカンテレ攻めてるな》と、かなり切り込んだ内容に驚く声が上がった。

■「カルテット」の敏腕プロデューサー

 2017年に「カルテット」をプロデュースした佐野亜裕美氏は、今作のドラマ化がTBS社員時代に「リスクが高い」と通らなかったこともあって同局を退職。20年に関西テレビに転職すると、「大豆田とわ子と三人の元夫」、「17才の帝国」(NHKからの業務委託制作)など話題作を次々に手掛け、その勢いと粘り腰で「エルピス」の企画を実現させた。そうした制作陣の意気込みにも大きく注目が集まっている。

 また、長澤にとっては今作が4年半ぶりの連ドラ主演であるが、「なぜこれをドラマ化しないのか?」という長澤の鶴の一声がドラマ化への道筋をつくったという声もある。

「長澤さんの発声の仕方がまさに女子アナそのもので、その演技のうまさがさすがの一言。演技がリアルすぎて摂食障害で吐き気を催すシーンで《自分もつられて吐きそうになった》という声が聞こえてくるほどでした」(ドラマ制作関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧