著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

引っ越して半年で実感…鎌倉のえもいわれぬ空気は“市民の努力”が支えている

公開日: 更新日:

■「今後は海岸の名称変更せず」

 以前から市民からも名称存続の希望が多く、10年経って命名権がなくなった今、鎌倉市は次に売るのはやめて、ついに名称変更しないことを決めた。

 建物や施設はともかく、自然の地形にはやはり企業名などは無粋だ。

 鎌倉市は「景観法」で、住宅地に家を建てる場合に、自然に溶け込まない色や形は建てられず、塀や垣根に植栽しなければならない。駅前にも15メートル以上のビルは禁止である。

 我が国は乱開発により過去の地形を根こそぎ変えてしまった。しかし鎌倉には確実に源頼朝や北条政子が通ったであろう道が残されている。建物が変わっても地形さえ、名称さえ変えなければ歴史は息づく。

 この鎌倉のえもいわれぬ空気は、そこに努力した市民の力が支えているのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋