愛子さまと悠仁さまだけで未来の皇統は大丈夫なのか?

公開日: 更新日:

 前回、早く女性宮家を創設して秋篠宮家の佳子さまに当主になっていただきたいと書いたが、これに対して、女性宮家は国民に人気のある愛子さまだけで十分ではないかという声があった。果たしてそうだろうか。

 未来の皇統を、皇族が悠仁さまと愛子さまの2人になった場合をシミュレーションしてみた。悠仁さまに男子が、それも複数の男子が誕生してくれれば、皇統が安定するという意味ではとりあえず問題がない。とりあえずというのは、過去の例でもわかるように、その後も男子が誕生するとは限らないから安心はできないということだ。結局、今の問題を先送りすることになる。

 次に、愛子さまが旧宮家の男子と結婚して男子が誕生した場合である。文芸春秋に掲載された岩田明子氏の「安倍晋三秘録『愛子天皇』を認めていた」によれば、故安倍元首相は〈旧皇族の男系男子が、現在の女性皇族の配偶者または養子になる場合は、その男性も皇族となり、その子どもは皇位を継承し得る〉も考えていたというから、安倍元首相が政権の中枢にいたら実現の可能性が高かったのだろう。

 ただし、黒田清子さんの例もあるように、お子さまに恵まれない方もおられるので、その場合は悠仁さまに男子が生まれない限り、やはり皇統は断絶する。また、愛子さまの結婚相手が旧宮家の男子ではないことも十分に考えられる。さらに悠仁さまに女子しか誕生しなければやはり昭和天皇の系統はここで断絶する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  3. 8

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞