愛子さまと悠仁さまだけで未来の皇統は大丈夫なのか?

公開日: 更新日:

 その時は、旧宮家の男子を養子などにして皇室に戻すか、それが不可能なら女系皇族を認めるという二者択一しかない。ただ、旧宮家の男子を皇室に入れるという件では、今も国民の反対が強いのに未来に先送りしてすんなりと決まるとは思えない。旧宮家を戻す件は、男系を重んじるあまり、現在の天皇はだれによって支えられているかということを見失っていることだ。戦前ならともかく、天皇がよって立つのは国民である。18世紀から続いた血の系譜がいきなり別の系譜に変わって、国民が納得すればいいが、そうでなければ国民を二分することになる。これは、都合の悪いことはなんでもかんでも未来に先送りして責任逃れをする政治家のやり方だ。

■安定的な皇位継承には佳子さまの存在が必要

 日本の皇室はヨーロッパの王室に比べて男子が生まれる確率は非常に不安定だ。スウェーデン王室やデンマーク王室が、孫の王位継承を取り消して王室をスリム化しているのは、むろん女王を認めていることもあるが、順調に子供たちに恵まれていて安定しているからだろう。それも男子が誕生することが多い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方