小椋佳が現役ラストコンサート終える “二刀流”から始まった52年の清しい音楽人生にピリオド

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「スーパーサラリーマン」とも称されたシンガー・ソングライター、小椋佳が79歳の誕生日を迎えた18日、NHKホールで現役最後のコンサートを終えた。日本勧業銀行(現みずほ銀行)との二刀流でスタートして52年、信条という「生きてるからには一生懸命生きよう」と、高音で声が出にくいところもありながら熱唱し、惜しみない拍手を浴びた。

「いろいろおっくうになって、生きてることさえしんどい。この頃は、さあ風呂に入ろうと思ってから、湯船に漬かるまでに2時間かかるんです」

 ステージでは老いや衰えを自嘲気味に語ったが、決して悲観しているわけでもない。

「今もセブンスターを1日40本のヘビースモーカーで、大好きなコカ・コーラを1.5リットルボトルを1週間で6本飲み切るのだそうです。たばこを軽いものにしようとか、コーラをゼロカロリーにしようという考えは全くないそうです」と、スポーツ紙芸能記者。

 会社組織で優秀な成績を収めつつ、個人としての夢を捨てず、才能を磨いて、プロになる。それは今もサラリーマンの憧れの生きざまのひとつではないか。 その二刀流では、サラリーマン時代から、名言、至言を残してきた。2021年放送のNHK「もういいかい 小椋佳ファイナル 歌創り50年 青春に帰る」などにこう再録されている。

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