元「メロン記念日」大谷雅恵さん 借金500万円で自己破産「生活保護からは脱しましたが、生活は今もギリギリ」

公開日: 更新日:

大谷雅恵さん(元「メロン記念日」/40歳)

 1990年代後半から2000年代、音楽シーンを席巻したつんく♂ファミリー。その一員だった4人組アイドルグループ「メロン記念日」のメンバーだった大谷雅恵さんは、21年9月、自己破産し生活保護を受けていたことをテレビ番組で明かし、世間を驚かせた。大谷さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 東京・新宿の喫茶店で会った大谷さん、ちょっとグラマーになっていた。

「コロナで運動不足になったうえ、人前に出なくなって、体重が増えてしまいました。ちゃんと自己管理しないといけないですよね」

 酒は飲めないというから、少々食べ過ぎた? 食べられているなら、まあいいかもしれない。

「生活保護は20年12月から受け、21年7月に脱することができましたが、生活は今もギリギリです。『メロン記念日』を10年に解散後、ずっとアルバイトをしながら物作りをしています。今、一番自分の中で大きいのが陶芸なので、時間的に陶芸教室に通うのと両立できるバイトを選び、去年秋まではとある施設の洗濯担当として働いていました。でも、周りは高齢の方が多くて話の合う人がおらず、今は生活用品店で販売員をしています。時給が1070円から1100円に上がったのもうれしいし、シフトを組んで働けるので、週6日、陶芸教室に2時間半通った後にバイトに行ったり、その逆とかでやっています」

 ん? 音楽ではなく陶芸?

「ソロになってからは、ソロ歌手として配信やライブ、女優として舞台でお芝居をしたりしてきました。今はこっそりインスタライブも。並行して、アーティストとしてタイダイ染め(絞り染め)や陶芸、クラッキングアートとかの作品作りもしてきました。子どもの頃からそうした物作りに興味があり得意だったので、そのときどきの気持ちの赴くままに打ち込み、“大谷雅恵しか作ってないもの”を探しています。去年はクラウドファンディングで資金を集め、8月に初の個展を吉祥寺で開き、タイダイ染めのTシャツなどを展示・販売しました。12月の2回目の個展では、マグカップやサラダボウルなど40点を展示・販売しました。私としては、ソロになって12年、物作りもがんばってアピールしてきたのに、まだまだ知られていないな、とSNSでファンの方と交流しながら実感しているところです」

 リッチな男性と結婚して支えてもらおうとは考えないのだろうか。推し(=ファン)との結婚もはやっているが。

「恋人もいないので、今の私と結婚したいと言ってくださる方がいたら面談はしたいです(笑)。でも、実は結婚願望は前からあまりありません。私が幼い頃に両親は離婚し、私は父親の顔を知らずに育ちました。母が苦労して育ててくれましたが、周りに結婚して大変な人が多いので。自分で子どもを産むことはあきらめています。まだ夢を追っている段階で、好きなことができるうちにやっておこう、という気持ちが強くて。子どもをもつと、自分のことより子どものことを、ってマインドが変わってしまうと思うんですよね。もしそういう気になったら養子縁組もあるかもですが」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも