(57)庄子の視線を受け林檎が挙手

すると、血相を変えた捜査一課の刑事が、部屋に走り込んできた。捜査員は、いまにも叫び出しそうな顔で、前方に座る係長を見る。
「ありました!」
「どうした!」
「……四年前の二〇二〇年八月。千葉県のいすみ市にあるちいさな病院の前で、女性が倒れて死亡していました」
…
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