著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

いつも穏やかな池乃めだかさんが顔をしかめて「反則や!」とボヤいたワケ

公開日: 更新日:

■「あれはないわ~鉄板みたいな腹やで!」

 アクションスターのジャッキー・チェンさんが映画のプロモーションで一度だけ新喜劇に出演され、私が台本を担当し、「ジャッキー対めだか」のシーンに、ジャッキーさんから「ボディーを手加減なしに殴ってください」と打診がありました。「わたし、小さいけどパンチ力ありますよ」「OK、OK」ということで、本気でジャッキーさんのボディーを殴った結果、めだかさんは右手首を捻挫。しばらく腫れて湿布をされていました。「あれはないわ~鉄板みたいな腹やで! 痛いわ~!」とボヤかれていた姿はお気の毒でもあり、ネタそのままでかわいくもありました。

 80歳を間近にされた今も月に2週は舞台に立たれるめだかさん。吉本新喜劇の「小さな巨人」の雄姿を一日も長く見せていただきたいと思います。

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