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鈴木敏夫スタジオジブリ代表取締役プロデューサー

1948年、愛知県名古屋市生まれ。72年に徳間書店に入社。「週刊アサヒ芸能」「アニメージュ」編集部を経て、84年に「風の谷のナウシカ」を機に映画の世界に。89年からスタジオジブリ専従。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「かぐや姫の物語」など、宮崎駿、高畑勲と共にジブリ作品を生み出す。2022年11月、ジブリパークが愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に開園。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。(撮影:荒木経惟)

3人家族編(1)初めての山田太一脚本、主人公の男女は第5話まで言葉を交わさない

公開日: 更新日:
木下恵介 生誕100年記念DVDBOX発売イベントに登壇したあおい輝彦、栗原小巻、山田太一(2012年)

 これまで1970~90年代の山田太一脚本によるテレビドラマを取り上げてきたが、鈴木敏夫には自身の山田太一体験の原点となった忘れられない作品がある。それが〈木下恵介アワー〉の一本、「3人家族」(TBS系、68年)である。

「この前年に慶応義塾大学に入って名古屋から上京した僕… 

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