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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズ性加害問題「知らなかった」社長発言の深謀遠慮…常識は「第三者委員会」の調査

公開日: 更新日:

「知っていてもすべての決定権はジュリーの母親でもあるメリー喜多川副社長にあった時代。“意見する余地などなかった”と言うのがベストだったのでは」(芸能関係者)

■事務所との付き合いやタレントのCM起用を見直す機会

 東山の発言で注目点は「ジャニーズ」の社名を「存続させるべきなのか」に言及した件だ。

 ジャニー氏の性加害問題が明らかになりジャニーズの名前を耳にしただけで「性加害」と連想するほどイメージは悪い。現在、多くの番組に出演しているタレントを見れば、「この子は大丈夫だったの?」と好奇の目で見られがち。社名変更も一案だが、会社の根本的な体質を変えるのが先決だろう。東山が社名変更を切り出した背景には、今回の問題にクライアントが神経をとがらせていることにあるように見える。

「企業にとってジャニーズとの付き合いは欠かせないが、創業者が性加害をしていた事実は大きい。“遺憾だ”と言う企業もある。今後、ジャニーズとどう付き合うか、タレントのCM起用も含め見直すいい機会になった。社名変更をジュリー社長ではなく東山が言ったことは改革を求めているのは所属タレントのようにも思える」(広告関係者)

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