「次は頑張ろうね」野口五郎ちゃんはオーディション落選を励まし合った仲

公開日: 更新日:

 そのうち五郎ちゃんの「青いリンゴ」が売れ出した時は、自分のことのようにうれしかった。そして新御三家と言われ、その頃からまぁ、曲も売れて売れて女の子にもモテたモテた(笑)。アタシも頑張らないと! って思ったの。

 そんな五郎ちゃんとは、のちに日本テレビの公開生放送「カックラキン大放送!!」で一緒に。40年以上経って、また五郎ちゃんとステージ舞台で共演することができたんです。8年くらい続いたのかな。

 その頃の音楽業界ではジョイントコンサートは難しいって言われていたの。音楽性の違いもあるし、気が合うかどうかが一番大事。そのとき楽屋とか袖で、よく五郎ちゃんと話したんです。カックラキンに出ていなかったら、いわゆる「笑い」のタイミングとかボケ方とかツッコミ、それこそ「間」ですよね。そういったことが全然わからないままだったかもしれないねって。だからあの番組は2人にとってすごく勉強になったんですよ。

 当時の演出家の方は怖いし、放送作家の先生が書く台本は分厚いし、セリフは全部覚えて宿題もあったし……。五郎ちゃんと2人で何度もくじけそうになってた。歌手なのにここまでやるの? って。で、また励まし合って……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因