ジャニーズ性加害疑惑と元SMAP圧力問題の根っこは同じ…“忖度”を招いたTV局への働きかけ

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 他の事務所から男性アイドルがデビューしても成功することはほとんどなく、何十年もジャニーズ事務所の独占状態が続いた。

女性アイドルは色んなプロダクションから出ていた。当時、松田聖子はサンミュージック、中森明菜は研音、河合奈保子は芸映など幅広かった。それなのに、売れている男性アイドルはジャニーズ事務所が独占していた。異常な状態でした。ジャニー氏のアイドル候補生を見極める目、売り出し方の戦略が鋭かったことはありますが、メリー氏がメディアに幅を利かせていたことも大きい。ボンド企画が『少女隊』をデビューさせると、メリー氏が『少年隊』と名前が酷似していることに激怒。テレビなどが圧力に屈したため、少女隊はあまり番組に出演できなかったと業界では伝えられています。この時も、週刊誌はジャニーズ事務所の妨害を報じていました。でも、テレビのワイドショーなどでは触れられなかったと記憶しています」(ベテラン芸能マネジャー)

■「Mステ」から姿を消したDA PUMPへの横槍疑惑


 安室奈美恵さんやSPEEDを輩出し、1990年代に大手芸能事務所になった『ライジングプロダクション』は1997年に男性アイドルグループのDA PUMPをデビューさせる。しかし、ここでもジャニーズの横槍が入ったと言われている。

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