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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

NHK朝ドラ「らんまん」神木隆之介演じる槙野万太郎が「さかなクン」に見えてきた

公開日: 更新日:

浜辺美波の和髪、あいみょんの主題歌もいい

 それを神木隆之介が演じているが、2歳から子役として活躍し成長の過程を全国民に見守られ、愛されてきた神木と、蔵元の跡取り息子として乳母日傘で育ち、松坂慶子演じる祖母タキの愛情を一身に受けて成長してきた万太郎がうまく重なる。

 苦労知らずの万太郎に幼い頃から仕え、共に上京し、生活を支える竹雄役の志尊淳の忠誠心と報われなさが判官びいきの日本人ごころをくすぐるのも人気のスパイスだ。

 今週は元気だった祖母タキも体調を崩し、高い酒税に苦しめられ峰屋が大ピンチなのに、万太郎は相変わらずのお調子者ぶりで、実家が大変でも植物に没頭。挙げ句に後の妻となる寿恵子(浜辺美波)のことで頭がいっぱいの様子。天真爛漫な万太郎を見ていると困難も乗り切れてしまうのではないか、と思えるから凄い。

 最近、思うのだが、万太郎がだんだん「さかなクン」に見えてきた。

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