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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ポジティブでたくましい ゆうちゃみのギャルマインドはママ譲り

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 いわゆる「ギャルタレント」は90年代半ば頃から、鈴木紗理奈、安西ひろこ、若槻千夏益若つばさ鈴木奈々……と脈々とバラエティー番組で重宝されてきた。しかし現在、「深刻なギャル不足」とレジェンドギャルタレントのひとり、若槻千夏は警鐘を鳴らす(TBS系「週刊さんまとマツコ」23年6月11日)。

 なぜなら今年、ギャルタレントのトップランナーの藤田ニコルみちょぱがともに25歳を迎え、「賢い女性タレント」化。現役のギャルタレントがゆうちゃみ村重杏奈だけになったと言うのだ。明石家さんまも「この2人が入れ替わりで来てる」(同前)と実感を語っている。

 かつてギャルタレントは「見た目はとにかく派手、明るくて笑えるおバカ、空気読まない発言」が重要だったのに対し、現在は「見た目はキレイ系、コンプラを意識したバランス感覚、空気の読める発言」を求められるようになったと若槻は分析する(同前)。その資質を知的なゆうちゃみは兼ね備えていると言えるだろう。

「やっぱり何事に対してもポジティブで、自分の意見をしっかり持ちたいし、いつでもどこでも何があっても笑顔でニコニコしていたい」(「マイナビニュース」=前出)

 そんなギャルマインドで「ビッグな人になりたい。ギャルのトップを目指したい」(同前)とポジティブな未来を語る彼女には、たくましさがあふれている。

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