大月みやこさんが語る夢「ステージで歌っている私を客席から見てみたい」

公開日: 更新日:

すてきだったステージの袖から見た大先輩の三橋美智也、春日八郎

 デビューした時、キングは三橋さん、春日八郎さんというふたりの先輩が大活躍している時代でした。私は前座歌手としておふたりのステージで歌っていました。歌い終わるとステージの袖に下がって、カーテンの隙間から大先輩のすてきな姿を生でずっと見ることができました。三橋さんが三味線を弾きながら歌っている姿は忘れられない。

 それと同じことを自分のステージで経験してみたい。18歳でデビューし、一年一年積み上げてきて、年月が過ぎるほど、歌っているのが気持ちがいい。曲がヒットしてみなさんに名前を覚えていただき、その一方で悲しかったりせつない思いもして、年を重ねてきての60年です。私が三橋さんや春日さんを見ていたのと同じように、自分でステージの私を見ることができたら、どんなに気分がいいだろう。考えるとウキウキします。こんなに幸せなことはないと思います。

 自分勝手な話かもしれません。でも、夢ですから考えるだけで楽しいですよ。

 新曲のタイトルは私がつけました。「♪くるりくるりくるりと」という軽快な出だしがとっても評判がよくて。「♪いつの間にか失くすピアスのように」恋を捨てる、かっこいい女の歌です。モダンな感じで、歌っていると、とても楽しいです。

(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ)

◆6月21日デビュー60周年記念曲第1弾「今も…セレナーデ」リリース(作詞:田久保真見、作曲:徳久広司、編曲:南郷達也)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束