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佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

ロックシンガー「頭脳警察」のPANTAは「人なつっこい孤高」だった

公開日: 更新日:

PANTA(2023年7月7日没、享年73)

 フォーク・シンガーの中川五郎は「サタカさん、反戦集会などで会っているはずですよ」 と言うが、ロック・シンガーのPANTAと言葉を交わした記憶はない。

 フォークとロックの垣根を越えてPANTAと親しかった中川は、彼を「闘士のように見られがちだけど気遣いの人でしたね」となつかしむ。

 それはパンクロックからスタートした雨宮処凛が、新右翼の鈴木邦男、元赤軍派議長の塩見孝也などと一緒にイラクに行って以来、 すっかりなついてしまったことからも明らかだろう。雨宮はPANTAを「全身の毛穴から包容力があふれでている人」と形容している。彼女と彼の共通の”趣味”に塩見孝也があったらしい。塩見の話になると、PANTAは少年のように目をキラキラさせて身を乗り出してきたとか。

 ならば、私もいくつかの塩見ネタを披露したのにと残念に思った。

 塩見の住んでいた清瀬に私も一時いたことがある。共に自転車に乗って駅前の通りなどでスレ違った。

 すると彼が甲高い声で叫ぶのである。

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