著者のコラム一覧
平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

PANTA 18歳で「アイドルにはならない」とホリプロを辞めた

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスが猛威を振るう前の2020年2月。世田谷・下北沢駅正面にライブハウス「Flowers Loft」がオープンした。先月の4月25日、ひさしぶりに顔を出した。ロッカーのPANTAさん(71)が1969年12月に「頭脳警察」を結成する前、活動していたバンド「ピーナッツバター」の復活ライブをリアルに体験するためである。それにしても、PANTAさんとは40年以上の付き合いだが、GS(グループサウンズ)自体が好きじゃなかったこともあって「なんてカッコでなんて歌を」と思ってしまった。もちろん確固たる思いがあっての復活劇だったのだが――。

 ――そもそもピーナッツバターとは何ぞや?

「大学に入って組んだバンドのドラマーが『オレの兄貴がホリプロのマネジャー。オーディションを受けてくれと言っている』と。大人気だったGSグループ・オックスの弟分として売り出そうとしていたみたい」

 ――本格的にGSデビューしていたら……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし