初主演映画を撮ってくれた“職人監督”・渡辺祐介さんとの思い出

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渡辺祐介の巻

 前回ご登場いただいた石井ふく子さんのことを読者の皆さんはご存じないんじゃないかって、周りの人から言われたんです。

 どちらかといえば裏方ですしね。ま、興味ある読者はご自分で調べてください。今ならスマホでチョチョイって(笑)。実は今回ご登場いただく方も、一般的にはあまり知られていないかもしれません。でも、アタシにとっては大変、お世話になった方。恩人といっても過言ではないわ。映画監督の渡辺祐介さんです。

 渡辺監督にはアタシが初めて主演した映画「にっぽん美女物語」でお仕事をさせていただいたんです。映画はこの以前にも堺正章さんや和田アッコちゃんのにちょこっとだけ出ていたことがあるんだけど、映画の現場ってテレビとは全然違うのね。

 テレビはなんていうか軽い感じでしょ。悪い意味ではなくて。当時は勢いやノリで作っていたところもあるから逆に面白かった。映画はスタッフの皆さんがあまり無駄口利かなくて、職人さんて感じ。渡辺監督は硬軟織り交ぜていろんな映画を撮っていました。まさに職人監督。アタシが印象に残っているのはドリフターズのシリーズ。15、16本は撮られていたんじゃないかな。

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