ジュリー氏の涙と一部TV局「タレントに罪はない」に大ブーメラン! 非ジャニーズ冷遇の矛盾

公開日: 更新日:

 7日にジャニーズ事務所が性加害問題について会見した後、すぐに男性7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」がテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演する方向で、同局が最終調整していることが報じられた。

 会見当日、ジャーナリストの松谷創一郎氏が、「『ミュージックステーション』にはジャニーズと競合するグループが出演しにくい状況がいまだに続いています」「これは過去にジャニーズ事務所がMステにかけたプレッシャーに起因すると考えられます」と述べ、「東山さん、ジュリーさんにお聞きします。忖度はこれからも必要だと思いますか?」と質問を投げかける場面があった。

 この問いに対し、新社長の東山紀之(56)、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)はともに「忖度はなくすべき」という意向を示した。ジャニーズ事務所の言質が非ジャニーズを番組に出演させても良いという大義名分となり、Mステの門扉が開かれた形となったのだろう。裏を返せば、それほどテレビ朝日のジャニーズへの忖度が強かったということになる。

 一方、フジテレビ、テレビ朝日、TBSが「所属タレントに罪はない」という理由からジャニーズ所属タレントの起用を続けると表明。さらに、藤島ジュリー景子前社長(57)が会見中に「一人一人のタレントが本当に努力して、それぞれの地位を勝ち取っているので、そこだけは失望していただきたくないですし、誤解もしていただきたくないです」と涙ながらに語ったことに対し、“非ジャニーズ”のファンからは反発の声が出ている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?