ジャニーズ降板ドミノは一社提供番組から始まる 出演番組にACジャパンCMが増えたら“サイン”

公開日: 更新日:

 ジャニーズ事務所は取締役会で、創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を受けて社名変更などを含めた今後の方針について議論したことを19日、公式サイトで明らかにした。創業から60年以上続く「屋号」が変われば、事務所のブランド力が大幅に低下するのは確実。

 ジャニーズ事務所が「看板」を捨て去る決断をしようとしている背景には、CM打ち切りだけでなく、ついにテレビ番組にまで影響が及びそうなことがある。事務所はタレントたちの“CM降板ドミノ”への対策として、CMや番組出演などのマネジメント料に関し、1年間は受け取らないことを表明。だが、後手に回った感は拭えず、スポンサーのジャニーズ離れは進むばかり。

 そんな中、16日付朝日新聞が報じた経済同友会代表幹事でサントリーHDの新浪剛史社長の発言が、メディア界を震撼させた。ジャニーズタレントが出演する番組のスポンサーを降りる可能性を聞かれた新浪氏は、「あり得る」と明言したのだ。

NHK以外の民放局はスポンサーのCM出稿によって成り立っていますので、CMを出してくれる企業がいなくなってしまったら、経営は成り立たなくなる。経済界で大きな発言力を持つ新浪社長の一言は、テレビ局の“ジャニーズ離れ”を加速させるのに十分でしょうね」(ワイドショー関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か