ジャニーズの新たな声明に浮かぶ「矛盾と疑問」…社名を変えても信頼回復には程遠い

公開日: 更新日:

「NG記者」資料に基づく「やらせ会見」疑惑など、新たなネタが次々と出てくるジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題。同事務所が9日に公式サイトで公表した「故ジャニー喜多川による性加害に関する一部報道と弊社からのお願いについて」と題した声明をめぐっても、ネット上で疑問の声が広がっている。

「弊社は現在、被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しており(略)」

 この日、公表された声明は、メディアが報じている性被害者を訴える人物の中に“虚偽告発者”が含まれている可能性を指摘する内容だった。

「虚偽告発」は、同事務所がジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪し、補償について言及した時から懸念されていた。事務所の声明にある通り、実際に「虚偽」であれば言語道断だが、不思議なのは、事務所側はなぜ現時点で「虚偽」と断定できるのかという点だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」