2024年にブレークする7人の美女 女優評論家・高倉文紀氏が「絶対来る!」と激推し

公開日: 更新日:

小野花梨、高石あかり、豊嶋花

 畑芽育だけでなく、24年度前期のNHK朝ドラ「虎に翼」で主演する伊藤沙莉、22年に朝ドラで主演した福原遥ら、最近は子役出身女優の活躍が目立つ。

 同じように子役出身で、23年夏の「初恋、ざらり」(テレ東系)で芸歴19年目にして連ドラ初主演したのが小野花梨(25)。軽度の知的障害があるという難しい役柄だったが、せつない気持ちの表現には、抜群の深みと重みがあった。

 彼女の演技は、物語の世界に引き込んで魔法をかけるかのような力があり、「魔法使い系女優」と呼びたい。ダウンタウン浜田雅功と共演しているプロミスのCMも、ちょっと魔法使いっぽい。

 伊藤沙莉や小野花梨に通じる個性的な存在感と深みのある演技で注目を集めているのが、23年、NHK夜ドラ「わたしの一番最悪なともだち」で蒔田彩珠とダブル主演した高石あかり(21)

 舞台「鬼滅の刃」で禰豆子役を演じたほか、映画「わたしの幸せな結婚」では今田美桜の異母妹を好演。普通は脇役で登場することが多いトリックスター(二面性があって物語を混乱させる存在)的な役柄を主演で演じることができる稀有な若手で、ほかの同世代の女優とは違う異色の存在感を持つ彼女に、世間の視聴者は、最初のうちは困惑して、やがて魅了されるだろう。

 10代の女優では豊嶋花(16)に期待。朝ドラ「あまちゃん」に小泉今日子が演じた天野春子の少女時代役で出演していたのが彼女で、キャリア豊富だが、21年にドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系)で松たか子の娘役を演じて注目の次世代女優に浮上した。

 23年は大河ドラマ「どうする家康」や杉野遥亮主演の「ばらかもん」(フジ系)にレギュラー出演したのに加え、「君が死ぬまであと100日」(日テレ系)でヒロインを演じた。キリンビバレッジ「おいしい免疫ケア」のCMでは天海祐希の娘役を演じている。清楚で素朴なルックスと低めの声のギャップも魅力のひとつ。24年は彼女にとって、飛躍の年になる予感がある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情