水原一平事件「ドラマ化」米国では即決、日本では実現ムリ…識者が指摘する数々の障壁

公開日: 更新日:

 影山氏は併せて、日米の大谷のファンの「立ち位置の違い」も影響していると語る。

「日本の大谷ファンとアメリカの大谷ファンでは、やはり、本人との『気持ちの距離』が違うのではないでしょうか。つまり、アメリカの大谷ファンの方が今回の騒動を、距離をとって冷静に見ることができるがゆえに、『こんな時期にドラマ化なんて不謹慎だ!』と強く思わずに済んでいるというのはあるでしょう。現状、日本の視聴者の気持ちは恐らく、『大谷君はつらい思いをしているんだから、しばらくそっとしておいてあげるべきだ!』といったものでしょうからね」

 最後に、影山氏は以下のようにも語った。

「今後、日本で今回と逆の状況、すなわち、日本で活躍する外国人スポーツ選手が同様の騒動に巻き込まれた場合を想定した場合が興味深いですね。つまりは、日本人が大谷に対してよりも、その選手に対して俯瞰して状況を判断するのではということです。もちろん、それほど俯瞰しなかったとしても、やはり、日本人としては裁判の結果が確定していないという点に、より強い違和感を覚えることは間違いないでしょう」

 仮にアメリカで放送にこぎつけても、それに興味を示す日本人は少ないだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪