著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

「五感で愉しむR&B」が一夜限りの復活 6が並ぶメロウな木曜日、ぜひ六本木に足を運ばれたし!

公開日: 更新日:

 何といってもレストランであるから、当然ながら飲食もイベントの大きな柱。シェフの小林功氏は、今はなき名門ホテル西洋銀座の出身ゆえフレンチの腕は折り紙付きだが、一方で同世代のソウルミュージック好きでもある。これ幸いと、ぼくはかつて自分が米国南部で食べ歩いたソウルフード(アフリカンアメリカンの伝統料理)のメニューをいくつか伝えた。

 試行錯誤(という名の愉しき試食)を重ねて小林シェフがオリジナルレシピを完成させたソウルフードには、南部とりわけニューオーリンズの味を思わせる、絶妙なフレンチの塩梅もあった。プロの技ってすごいものです。回を追うごとにメニューも増え、イベントの中で存在感をましたソウルフードは、音楽と並ぶ夜間授業の重要なピースとなっていく。

 かくして、ぼくが理想として掲げた「五感で愉しむR&B」は早々に達成をみた。ほぼ月イチのペースで全10回と銘打ってスタートした夜間授業は、20年秋にはフィナーレを迎えるはずだったのだ、本来なら。それに待ったをかけたのは、言うまでもない、降って湧いたコロナ禍である。「新しい生活様式」である。ご多分に漏れず不要不急の扱いを受けたわが夜間授業は、延期を繰りかえす破目になってしまう。あまつさえ外出の自粛で通常のレストラン営業も危うくなった〈ビルボードカフェ&ダイニング〉は、20年8月、ついに店じまいの憂き目に。これにあわせ、夜間授業の会場はなんと同店の親にあたる〈ビルボードライブ東京〉に移行する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  4. 4

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 7

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  3. 8

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  4. 9

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  5. 10

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ