旧ジャニーズ性加害問題はSMILE-UP.との調停がスタート ブラックボックス化した補償額の算定基準は明らかになるのか

公開日: 更新日:

 スマイル社は石丸氏に対し補償額1800万円を提示してきたと、石丸氏は明らかにしている。今回の調停では自ら算出した補償額を文書で提出。「根拠となる理由を表、項目、内容ごとに分けて伝えました」としている。スマイル社からの回答が次回あったとして、それを明らかにすれば、ブラックボックスを打ち破ることにつながるかもしれない。

「当初は旧ジャニーズ事務所との直接交渉の場がありました。ところが、それは救済委員会に移行され、今度は裁判所に。たらい回しとでも言うべき、無責任な対応にも感じられますけど、救済委員会にせよ、調停にせよ、スマイル社から対応をお願いされた、という点では同じ。決してネガティブにはとらえず、前向きに交渉していくことで、被害者全員の救済そして再発防止があるものとみていきたいですね」と、平本氏。こうした被害者たちの訴えによって、スマイル社の言行不一致、不誠実さがますます明らかになっていくことになりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 どうにも動きの鈍い補償に向けての動き。遅々として進まない理由は何なのか? ●関連記事【もっと読む】旧ジャニーズ性被害者の救済は道半ば…申告者は1000人を突破するも「補償を受けられない」159人…では、補償を受けられない状態にある159人がなぜ受けられない状態にあるのかを詳報している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった