松田聖子「青い珊瑚礁」が韓国でブームの納得理由 NewJeansハニが火付け役だった

公開日: 更新日:

 松田聖子の「青い珊瑚礁」が韓国のJapanSongsで1位を獲得して話題だ。6月26、27日にK-POPガールズグループのNewJeansのハニ(19)が東京ドーム公演で「青い珊瑚礁」を披露したのがきっかけ。K-POP風の振り付けにアレンジされ、アップデートしてはいるものの、清楚な白いスカート姿は1980年代のアイドルらしさを感じさせる仕上がりだ。

 確かに、NewJeans効果があるにしても、80年7月にリリースした楽曲が、2024年になって韓国で話題になっているのはなぜなのか。音楽評論家の富澤一誠氏がこう言う。

「松田聖子の楽曲は、実は今でいうシティーポップを目指していました。この作品は三浦徳子作詞ですが、作詞に松本隆、作曲に松任谷由実、細野晴臣らニューミュージックの最先端のクリエーターが手掛けており、当時のアイドル曲とは一線を画していました。『青い珊瑚礁』の清涼感あるメロディー、スッと入ってくるさわやかさ、何十年経っても色あせることなく、今の松田聖子自身が歌っていても違和感がないのはシティーポップならでは。シティーポップブームによって楽曲の良さが再評価され、松田聖子人気に戻ってきているとも言えます」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした