中居正広氏&フジテレビへの抗議が激減…「はぐらかし会見」と“ガス抜き”の効果がジワリ

公開日: 更新日:

■1週間に8500件以上あった「視聴者の声」が5000件にダウン

 一方、フジテレビに向けられた視聴者の怒りも徐々に沈静化に向かいつつあるようだ。中居氏の女性トラブルが発覚した1月下旬に1週間で8500件以上あった「視聴者の声」は10日までの1週間に5000件程度に低下している。

「昨年暮れに中居氏の女性トラブルとフジテレビ幹部社員の関与疑惑が報じられた直後は、『中居さんをもうテレビで見たくない』『フジテレビは“事実でないことが含まれている”“一切関与しておりません”などと発表するなら、もっと具体的に説明するべきだ』といった怒気をはらんだ視聴者の声が山のように届きました。しかし、今月に入って“フジテレビの企業風土”への苦情はガクンと減り、中居氏に関するものはほぼゼロ。代わりに、4日放送の『ぽかぽか』がガダルカナル・タカの結婚披露宴での裸の映像を流したことなど、むしろ中居氏問題以外の苦情が目立ちます」(フジテレビ関係者)

「フジテレビ問題」は、今のところ今月末に出る第三者委員会による調査結果を待つ状況が続いているが、夕方のニュース番組「Live News イット!」でシリーズ「フジテレビの反省」と題して特集するなど局の現状を伝える工夫もみせている。世間から厳しい目を向けられた“フジテレビのドン”こと日枝久取締役相談役も、取締役こそ辞任していないが、取締役の人事などについて助言や提言を行う「経営諮問委員会」の委員は辞任。こうした“ガス抜き”も功を奏しているのか。中居氏への怒りが風化しつつあるのは、こんな背景もある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に