著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

吉柳咲良は「石原さとみの後継者」 シリアスな演技と優しい表情で見る人を惹き付ける

公開日: 更新日:

 監修を担当している「2025年タレントパワーランキングが選ぶネクストブレイク男性・女性タレント」(アーキテクト)には、「御上先生」(TBS系)の生徒役俳優から唯一、椎葉春乃役を演じている吉柳咲良が女性3位に選ばれた(奥平大兼は同サイトの「2022年上半期にブレイクした男性タレント」8位、蒔田彩珠は「2021年上半期ブレイク女性」9位にランクイン済み)。

 選定の時点ではどんな役なのかは未発表だったが、吉柳が1月期の日曜劇場に生徒役の一人で出演するのであれば、どこかで必ず演技力を発揮するシーンがあるはずだから、そこで存在感をアピールして知名度が上昇するだろうと考えた。

 その予想通りに、「生理の貧困」「ヤングケアラー」をテーマにした第7話で、彼女は、心に響く演技を見せた。

 自分を育ててくれた祖父母の介護をしている現状を教室で声を震わせながら独白するシーンも印象的だったが、それ以上にとても輝いていて印象に残ったのは、退学処分が撤回された後に、祖父母が営む和菓子屋で高石あかりが演じる千木良や八村倫太郎が演じる徳守ら同級生と談笑しているときのやわらかい表情だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が