著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

吉柳咲良は「石原さとみの後継者」 シリアスな演技と優しい表情で見る人を惹き付ける

公開日: 更新日:

 シリアスな場面で深い演技を見せるだけでなく、優しい表情で見る人を引き付ける力があるという点では、彼女が尊敬している所属事務所の先輩・石原さとみに通じるものがある。

 2004年4月22日生まれ、栃木県出身。「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は過去数回、「PURE GIRL」というサブタイトルで王道の主演女優を発掘してきたが、1996年の深田恭子、2002年の石原さとみに続いて、2016年にコンテスト史上3人目の「PURE GIRL」グランプリに選ばれたのが吉柳咲良だった(その後、2022年の「ピュアガール ピュアボーイ」では小田愛結がグランプリ)。

 2017年にミュージカル「ピーター・パン」でデビューして、2022年まで主役を演じた。2024年のNHK大河ドラマ光る君へ」では、のちに「更級日記」を書くちぐさを演じて最終回に登場した。

 吉柳咲良は、声が非常に魅力的な女優だ。3月20日に公開される実写映画「白雪姫」ではプレミアム吹替版で白雪姫の声を担当している。

 彼女の演技が見る人を引き付けるのは、すてきな声も理由になっている気がする。透き通った声は高原の天然水をイメージさせて、まるでその声自体が一つの楽器のようだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い